ぷちばけ 結婚も結婚式の準備も楽しくなくちゃダメでしょ! お嫁さんのミカタ、『ぷちばけ』です! ぷちばけ 結婚も結婚式の準備も楽しくなくちゃダメでしょ! お嫁さんのミカタ、『ぷちばけ』です!

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ウェディングプランナーから新郎新婦へ 結婚式の後に贈る言葉

はい。こんにちは!

今回は結婚式当日、新郎新婦が帰り支度を整え、式場からタクシーに乗る間際にウェディングプランナーが二人に「贈る言葉」のお話しです。

ぷちばけではこの「贈る言葉」をとても大切にしています。

今まで苦労を共にした(?)新郎新婦には、もちろん「またお会いしましょう!」と言いたいのですが「いやいや二回目はないしなっ!」って突っ込まれちゃいそうですので中々言えません。ですので、やはり折り目正しいご挨拶はするべきかと思います。

だからといって「この度は弊社のサービスをご利用頂き、誠に有難うございます。先ほどご精算もすみましたので以上をもちましてサービスを終了とさせて頂きます。改めましてお二人の益々のご発展とご多幸をお祈りして…。」とか言われても「いやいや、もうちょっとあるだろがいっ!」って言いたくなりますよね。

ということで今まで何千組というお客様に贈った言葉の中で「これはなかなか。」というものをご紹介しますっ!

結びの挨拶

 

その前に、この贈る言葉の前に多くの式場には正式なご挨拶があります。

新郎のお父様などが謝辞を述べ大団円の後、ご両親と新郎新婦が披露宴会場からご退場され、皆様をお見送りするために退場口に並びます。

会場内でゲストの皆様がお帰りの仕度をされている間、閉じられた退場口の向こうでは感動の涙で乱れてしまったお嫁さんのお化粧を直したり、ご両親が居住まいを正したりしています。

このゲストのお見送りがはじまる前の時間にウェディングプランナーはご両家へ正式な謝辞を申し上げております。

「新郎新婦様、ならびにご両親様にご挨拶を申し上げます。

宴中、多々不備があったと存じますが、お祝いの席に免じて何卒ご容赦賜りますよう伏してお願い申し上げます。また、お二人の晴れの門出に立ち会わせて頂けたこと、微力ながらお手伝いをさせて頂けたことを心より御礼を申し上げます。

そして、何よりも心よりお祝いを申し上げます。この度はご結婚誠におめでとうございます。」

ホテルや式場によって様々なご挨拶の仕方があるようですが、要約するとこんな感じの挨拶です。

本当に不備があると「大変申し訳ございませんでした」からはじまってしまいます(T T)

仰々しい入退場を行うことが少ないぷちばけのウェディングでは中々機会がありませんが、個人的には大切にしたいセレモニーです。

毎回定番の口上なのですが、なるべく気持ちを乗せて申し上げたいと存じます。

終わったと言ってはいけない

 

 

さて本題です。

まずは私が大好きなスタンダードの贈る言葉です。

「私から一つお願いがございます。

今日お家に帰って荷物を降ろした時、安心したお二人はきっと、『終わったねー。』と言ってしまうはずです。でも、それは違います。お二人は今日からがはじまりです。ですから、そのはじまりに日に相応しい言葉をお互いに言い合って下さいね。つまり『これから宜しくね。』と。」

どうですか?

結婚式の準備ってとても大変です。そして当日は楽しくて幸せながらもとても疲れるものです。やはり、ご自宅やホテルに帰って二人きりになったら荷物を投げ捨て、靴を脱ぎすて、ベッドにダイブして「終わったー!」って言いたくなってしまいます。

しかし、お二人が共に歩む人生はまさに今日がスタートです。

ここはひとつお互いに居住まいを正して「これから宜しくお願いします。」って言い合って欲しいです!

その後は思いっ切り「疲れたー!」とか笑い合って下さいね。

卒業おめでとう

 

 

最近は「卒花」という言葉が普通に使われています。「花嫁を卒業した女性」つまり結婚式後の女性のことのようです。

「私から二つお祝いを申し上げます。

ひとつめのおめでとうを申し上げます。

この度はご結婚、誠におめでとうございます。幾久しくお幸せでいられるよう心よりお祈り申し上げます。

そして二つ目。お二人は今日を持って新郎新婦を卒業し夫婦となられます。心から言わせて下さい。卒業おめでとうございます。」

これはどうですか?

何なら卒業証書でも渡しちゃおうかなと思ったこともあります。渡された新郎新婦が微妙な笑顔で受け取ってくれたうえ、その処分に困るかと気付いて思いとどまりましたけど。

結婚式の準備において新郎新婦とウェディングプランナーの関係は、どこか生徒と先生のそれに似ていることがあります。

「ああ、この生徒たちと一緒にいられるのもこれが最後なんだな。」と寂しくも嬉しい、先生達の気持ちが何となくわかる時があったりします。(本当の先生に怒られちゃいますけど。)

そして、出来が悪い(?)生徒ほど先生の思い出に残るように、手間のかかったウェディングであればあるほどその思いは強くなり、思わず「卒業おめでとう」と言ってしまいます。

これを言うと、かつてこの言葉を贈ったお二人から「私たちは出来が悪かったってことー?」って怒られちゃいそうですけど。あくまでも「手間がかかったウェディング」だったってことで。

手打ちでしゃんしゃん?

 

 

忘年会や新年会、何かの打ち上げで社長から「では、●●くん、そろそろしめようかね。」なんて言われたら皆様どうしますか?

昭和のおじさま達は「かしこまりました。では皆様、お手を拝借。」なんて言っておもむろに両手を広げます。

「では、わが社のさらなる発展を祈念して、三本締めでお願いします。よーぉ!」ってやつです。聞いたことない?

昭和のおじさま達は、心得た!とばかりに皆両手を広げます。

平成生まれのお兄様たちは「え?まじ?」みたいな顔をしてのろのろと両手を広げたり、「え、なに?なに?」なんて戸惑いながらキョロキョロ。

前述のおじさまの威勢のよい「よーぉ!」の後、「ちゃちゃちゃ、ちゃちゃちゃ、ちゃちゃちゃっちゃ(手を叩く音です)、もういっちょ!」と三回繰り返します。

何だかんだこの「手締め」をやる会社多いのでご存知の方も多いかと…。

以前、渡米先でプロジェクト終了打ち上げパーティーがあり、これをやった時の現地スタッフの「何をしてるんだ、この日本人たちは??」という顔が今でも忘れられません。

海外でやるのは微妙なのかも知れませんね…。

さて折角ですので、この手締めのルールを覚えておきましょう。何かの機会があるかも知れませんよ?

・三本締め「ちゃちゃちゃ、ちゃちゃちゃ、ちゃちゃちゃっちゃ、もう一丁!」を三回繰り返します。

・一本締め「ちゃちゃちゃ、ちゃちゃちゃ、ちゃちゃちゃっちゃ、はい!」を一回だけ行います。

・一丁締め「よーぉ、パン!」だけ。

意外と皆様も知らないのが一本締めと一丁締めの違い。

勘違いされている方が結構多いので、「よーぉ!」の前に「どっちっすか?」って聞いた方が良いかも知れませんね。

一丁締めで皆が「パン!」で終わった後、一人で「ちゃちゃちゃ。」ってしてたらかなり恥ずかしいので。

十数年前にとあるレストランでのウェディングのプロデュースをさせて頂いた時、レストランスタッフが全員そろって三本締めをはじめた事がありました。

『今は私が「贈る言葉」を言うところだからっ!』と心の中で叫びましたが、時すでに遅くドヤ顔をしたレストランの支配人が「それではー、お二人の晴れの門出を祝しまして三本締めと参ります。お手を拝借!」とはじめてしまいました。

新郎新婦の「えーっと…。」的な顔を忘れることは出来ません。

私は決してやりませんが、そういう「贈る言葉」もありかなとご紹介しました。

またお会いしましょう

 

 

時として新郎新婦との距離が凄く近くなることがあります。

まるで旧知の友人のように。

「ちょっと馴れ馴れしいかな。」なんて思いながらも、どんどん距離が近づいてしまうものです。人と人なのでそういう事もあるかなと。

そんな新郎新婦に贈る言葉はやはり「またお会いましょう!」となってしまいます。

前述したようにウェディングプランナーが結婚式を終えた新郎新婦に「またお会いしましょう。」なんて言ったら縁起の悪いのでいかがなものかなと思います。

でも、ウェディングプランナーは全ての新郎新婦と「また会いたい。」と思っています。

結婚式が終わっても遊びに来てね。と言いたいのです。

そして社交辞令でもいいので「また、遊びに来ますね!」と言ってほしいのです。

結婚式をおえたカップルが式場に遊びに来てくれたり、お子様を授かった報告をくれたり、多くのウェディングプランナーがその事をモチベーションにしているのは事実です。

お客様が出来る限りリラックスして準備が出来るよう友人のように接するのは良いことだと思いますが、やはり大切なお客様ですのでプロとしての姿勢は保っていたいものです。

新郎新婦に友人としてではなくプロとして「またお会いしましょう!」という言葉を贈ることが出来たウェディングプランナーは何と幸せなことだろうと思います。

 

さようなら

 

 

さて、お別れの挨拶といえば「さようなら」です。

さようならって言い方ひとつで印象が全然変わってしまいますよね。

うつむいてナミダをぽろっと流しながら言うさようなら。

思いっ切り笑顔で手を振りながら言うさようなら。

ウェディングプランナーが新郎新婦に贈る言葉としては、どういう言い方をしたとしてもかなり寂しいですよね。

ちなみにさようならの語源は「左様ならば…。」です。

つまり「もう話すことはないということで…。左様ならばお別れでっす!」なわけです。

これを贈る言葉に置き換えると

「やれやれ、ようやく結婚式も終わりましたね。ということで、これにてお別れでっす!」

担当のウェディングプランナーにこんな塩対応されたら悲しいですよね。

このさようならを上手に贈る言葉にする方法があります。

さようならは英語にすると「Good-bye」です。

その語源は「God by」、つまり「神さまの近くへ行け。」という意味なのです。

「天国へ行きなさい。」と言っているわけではなく「もう私があなたに出来ることは何もない、あなたが神様のご加護を受け取れるよう神様のそばに行きなさい。」という意味なのです。

「お二人はGood byeの語源をご存知ですか?

God by、つまり神様の近くへ行けという意味です。

私にはもうあなたたちに出来ることは何もない。これからはあなたたちが神のご加護を受けれるように。という祈りの言葉でもあります。

それでは、Good bye!!お二人ともお幸せに!」

これは私が言った言葉ではなく、その昔当時の上司がお客様に贈った言葉です。

多分、タクシーの運転手さんもその上司の贈る言葉に慣れていたんでしょうね。

上司の「お二人ともお幸せに!」に合わせてスーッとタクシーが動き出していきました。

「ちょっとキザ過ぎない?」と思うと同時に、そうはいっても感動したのを覚えています。

壮年の上司ならではの言葉で、当時の私には言えないなあと思いながら年を重ねましたがいまだに使う機会がありません。

まとめ

 

 

いかがでしたか?様々な贈る言葉を紹介しました。

私たちが住む日本には「言霊」という言葉があり、声に出して発すればその言葉が霊となって形を作り、良くも悪くも何等かの結果を生むことがあるという事は体験したことがなくても、事実であることに異論を唱える人は少ないのではないかと思います。

ウェディングプランナーとは新郎新婦のこれまでの人生の様々なシーンを思いっ切り短縮して知ることが出来、また、二人がはじめて一緒に何かを作り上げていくというシーンを時には演者として参加し、時には特別席で見ることが出来る本当に幸せで特別な職業だと思います。

であれば結婚式がおわり、今まさに新郎新婦から夫婦になるというその瞬間に言霊として贈る言葉も幸せで特別な言葉であるべきだと思うのです。

もしかしたら、雑踏にかき消されて聞こえないかも知れない、もしかしたら言葉を贈った後、忘れ物をした事に気付いて素敵なシーンにならないかも知れない。そんなのウェディングプランナーの自己満足でしょ?と言う人がいるかも知れない。

いいんです。

それでも私は今日もまたお二人にどんな言葉を贈ろうかと考えています。

 

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