男にだってマリッジブルーはある。
プロポーズは「何となくそういう雰囲気」に呑まれて跪き、
両親への挨拶も「そうしなければならない雰囲気」に呑まれて頭を垂れる。
式場選びに至っては最早のみこまれている。
その頃あなたのテンショングラフはアジアの人口爆発くらい急角度だが、
彼のグラフは日本の経済成長くらいに停滞している。
二人のグラフが一致するのは「新婚さん」と呼ばれる時期を過ぎ、あなたのグラフが日本の人口減少のように緩やかに下がってくるのを待つしかない。
男のマリッジブルーは女性のようにあがったテンションをふとした瞬間に見直して、急に不安になるわけではなくゆるやかに訪れる。
そう、自分でも気づかないうちに…。
あなたが彼をマリッジブルーにしたくないなら、彼に“気付かせない”ことだ。
結婚前に「俺、結婚していいんだろうか?」とか、結婚して1年以上たっているのに「結婚してよかったんだろうか?」などと考えさせてはならない。
どうすれば?簡単だ。
彼に対して常に笑顔でいることだ。
あなたの事を愛していて、とても大切だと思っている彼にあなたの笑顔以上の薬はない。
彼は「ああ、俺って今シアワセなんだな。」とマリッジブルーになんて気付きもしない。