「青コーナー。チャレンジャー、川越の蚊トンボ―。花婿くーん!!」
「赤コーナー。チャンピオン、芝浦ユーロビートクイーン。はなよめちゃーん!!」
新郎1ラウンドもたなそう…。
はい、皆さんはパートナーと何回ケンカした事ありますか?
また、どんなケンカをしてますか?
「え、彼どころか生まれてから一回もケンカしたことない。」というあなたには間もなくブロンドヘアのイケメン天使がお目見えになり「世界を救いなさい。」と言いに来ますので、このブログをそっと閉じて救世主としての鍛錬をはじめて下さい。
カップル 喧嘩
さて、聖人君子でもない私たちはしょっちゅう誰かとケンカをします。
もちろんお付き合いしている相手とも。
ちょっと文句を言い合う、罵倒し合う、殴り合う(これだめ!)とケンカの定義は幅が広く、他人から見ると大喧嘩なのに本人たちはケロっとしていたり…。
他人から見ると「知るか!」というその理由も実に様々です。
結婚や同棲なんてまだまだ先というカップルのケンカ理由で一番多いのは、「会えない」ことに対する不満やすれ違いが多いみたい。
「送ったラインが既読になっているのに返信がない。」
「仕事ばかりでデートの時間が取れない。」
などなど。うーん、フレッシュな理由で微笑ましいっす!
続いては二人でいる時の態度や対応。
「せっかくのデート中なのに携帯ばっかりいじってる。」
これ、無茶苦茶多いみたいです。某アンケートによると男女共に理由にあがっていました。
また「デート中に他の女性ばかり見ている。」という論外な理由もありました(笑)
男女問わず二人でいる時は「自分だけを見て!」ということですね。
うーん、かわいい!!
そしてそして深刻そうな理由に「価値観の違い」というやつが…。
これ、離婚の理由でも上位にあがってくるやつです。
よくアンケートを読み込んで見ると「価値観の違い」というよりも、言葉が足りてないことによるコミュニケーション不足が原因みたいです。他人様とは価値観が違う前提でお付き合いをしないとですね。
中には「既婚なのに嘘をついてた。」とか「実は二股かけてた。」とか、もうケンカっていうか「賠償問題」「裁判沙汰」みたいなものもありました。
オヒトリサマにしてみれば「ケンカしようが殴り合いしようが、相手がいるだけましでしょ?」と言いたくなっちゃいますね。
結婚前 喧嘩
さてさてプロポーズも終わり、カレシカノジョから婚約者に昇格すると少し理由が変化するみたい。「会えない」ことから起因するケンカ理由が少し減少するようです。
やはり婚約するという行為はある程度の約束事を交わしたことになるので、会えなくても安心という気持ちが出て来るみたい。
しかし、婚約すると新たなケンカの要因が出てくることも事実です。
「婚」という言葉が入るとどうしても出て来るのが「家族」や「お金」の話。
「結婚は二人だけの問題ではない。」という言い方をしますが、まさに言葉通りなわけ。
「両親への挨拶はいつするのか?」
「結婚式はするのか?」
「いつからどこで暮らすのか?」
「入籍はいつするのか?」
「それらにかかる費用はどちらがどう負担するのか?」
二人で話す内容はより具体的になり、ケンカの理由が「会えない」とか「不安」とか可愛いらしいものから、より具体的な内容についての意見の食い違いになっていくわけです。
「今度の連休、うちの実家に挨拶に行こうよ。」
「いや、仕事で無理。」
「じゃあ、いついくの?」
的な…。
結婚式 準備 喧嘩
さてさて婚約も無事終えて結婚式を挙げましょうという事になった場合、ケンカの原因はさらに細かくなっていきます。
まず、式場選び。
Aという会場とBという会場で意見がわれてケンカするってことはあまりないみたい。
そこはちゃんと話し合って決めるみたいですが、問題なのはその前「そもそも彼が式場見学やフェアなどの時間を作ってくれない。」ということ!
私たちぷちばけもそうですが、結婚式の情報サイトやインスタグラムの閲覧内訳はほとんどが女性です。これが見学やフェアの予約になると多少の個人情報を開示しなくてはならない観点から男性の名前もちらほら見えるようになりますが、やはり積極的に動くのは女性みたいですね。
腰の重たい彼をブライダルフェアに引きずりだして無事に式場のお申込みを済ませた後も細かいケンカは様々あります。
「彼が両親に式場の説明をしてない。」
「彼がドレスの試着中、携帯いじってる。」
「彼が招待状の宛先リストを作ってくれない。」
「彼が祝辞の依頼を上司にしてない。」
「彼が引き出物を決めてくれない。」
見てお気づきの通りケンカの原因のほとんどが「彼が●●してくれない。」という感じなのです。
喧嘩 原因
もちろん積極的に色々決めてくれる彼だっていますし、二人で仲睦まじくスケジュールや宿題をわけあって進めていくカップルもいます。
しかし前項に挙げた「彼が●●をしてくれない。」という件。
その根本的な原因を言葉にするなら「取り組む姿勢」あるいは「気構え」の違いでしょうか。なんか根性論的な話になってきちゃいそうですが。
さて、この「取り組む姿勢」の違いはどうして出て来るのでしょうか?
やはり、これもまた誤解を恐れずいうならば結婚式の主役はお嫁さんであるということに尽きるかも知れません。結婚はもちろん主役は新郎新婦であることは間違いありませんが、結婚式をイベントとしてとらえるとどうしても花嫁が主役です。
また、「素敵なウェディングドレス姿」の自分を夢見る女性は多いと思いますが「素敵なタキシード姿」の自分を夢見る男性はなかなかいません。
そんな要素も踏まえて結婚式に対するモチベーション、あるいはテンションはそもそも女性の方が高いわけです。
ブライダルフェアへの参加や式場の申し込みに彼の腰が重いのは事実ですが、そこまで二人にテンション差はありません。
しかし、式場への申込みが終わりウェディングドレスに袖を通した瞬間からこのテンション差はとてつもなく大きくなるのです。
そりゃ、そうですよね、お嫁さんははじめて見る自分のウェディングドレス姿を見てテンション爆上がりしてるのに、その間彼は携帯電話いじってたりしていたって通常モードです。もちろん愛する女性のドレス姿を見てテンションはあがるでしょうけど…。
このテンション差は結婚式の準備期間中はあまり縮まらないみたい。
彼のテンションが爆上がりするのは、結婚式当日に牧師先生の前に立った時とか親友が感動的なスピーチしてくれた時とかのようです。遅―い。
急な例えば話ですが、同じ高校野球部の中に「甲子園で優勝するぞっ!」って思って練習している人と「先生に部活に入れって言われたからとりあえず野球部に入りました。」っていう人がいたら絶対ケンカになりますよね?
「なんで真面目に練習しないんだ!」
「俺なりにやってるよ!」
となってしまいますよね。
本来は「一生懸命」やっている部員と「そこそこ」やっている部員、どちらかが悪いという事はないはずです。
しかし、その高校が野球強豪校ならどうですか?
あるいは、進学率重視の万年1回戦負けの弱小校なら?
そう、その部員たちの置かれている環境によって「善悪」がはっきり決まってしまいます。
結婚式の準備も同様です。
結婚式をあげるためには●●をしなくてはならない。この●●を彼がしてくれない。
新郎新婦の間に明確な「善悪」が生まれます。
残念ながら人間は自分が100%正しく、相手が100%悪いというような圧倒的優位な状況になった場合、かなりの自制心を持たないと激しく攻撃してしまう習性があります。
だって自分が正しくて100%安全なはずなのだから。
その絶対安全エリアから攻撃し放題なので、ついつい原因となる事象以外のことに関しても言及してしまいます。よせばいいのに安全エリアから出てしまい相手に反撃の機会を与えてしまうのです。
「何で招待客リスト作ってこないの?」
「いや、仕事で忙しくて…。」
「私だって仕事しながらやってるんですけど!」
「いや、本当にすまん。」
「あなたっていつもそうよね!この間だって●●●。」
「●●●は今関係ないだろ!!それを言うならお前だって●●●。
はい、沼。
喧嘩 仲直り 方法
いろいろ書きましたが急にポジティブに言います。
ケンカのよいところは仲直りが出来ること!
絶対的な法則として結婚生活で何回ケンカするか分かりませんが、ケンカの数と同じだけ仲直りが出来るのです!
そして太古の昔から仲直りの方法は一つしかありません。
百万の愛の言葉をかさねようが、抱えきれないプレゼントを贈ろうが、
この方法を行わないことには仲直りは出来ません。
それは「ごめんなさい。」を言うことです。
たった六文字。
しかし、このたった六文字のセリフは親子関係における「ありがとう」の五文字と同じくらい言いにくい。でも言うしかないのです。
彼は●●をしなかったことにごめんなさい。
あなたは言い過ぎたことにごめんなさい。
ごめんなさいの後は仲直りの儀式として、いいレストランに行ったり、プレゼントをもらえたり、いつも以上にいちゃいちゃしたり、とっても楽しいことが待っています。
もし、あなたがケンカの後にごめんなさいを言わないまま普通の関係に戻ったと思っているのならそれは大きな間違いです。
結婚生活におけるケンカと仲直りの数は同じに必ずなります。必ずです!
もしあなたがごめんなさいを言っていないとしたら、人生最後のケンカでごめんなさいを言われずに死別してしまうか、結婚生活最後のケンカでごめんなさいを言われず離婚してしまうかのどちらかということです。
この法則こわくないですか?
ですからケンカの後は「ごめんなさい。」
これ唯一絶対の方法です。
喧嘩しない方法
今まではケンカの理由と原因、仲直りの方法を述べてきました。
「ケンカもストレス発散になっていいわ!」という人がいるのなら別ですが、人に対して怒ったり、諍いをするのはとても疲れることです。
人間は怒りを覚えると脳内にアドレナリンが出まくってしまうので「ケンカの真っ最中」は疲れません。マラソンランナーがフルマラソン最中に疲れを感じなくなる「ランナーズハイ」と同じような現象です。しかし、トップスピードでフルマラソンをゴールしたランナーが疲労困憊し立っていることすらままならない状態になることはご存知の通りです。つまり、ケンカをした後というのは精神的に疲労困憊しています。そしてその状態の人間には決して前向きな感情は生まれません。自己嫌悪・反省・相手に対する憎悪などネガティブな感情を抱きながら、じっととどまり精神的な回復を待つしかないのです。(こわ!!)
という人生において最も無駄な時間で100害あって1利なしのケンカ。出来ればしたくないですよね。
つまり予防です。
まず、最もケンカの原因になる「私は●●をやっているのに、彼は●●をやってくれない。」という現象。
この現象を起こさない事です。
そのためには「●●は私がやっておくので、あなは●●をやっておいて。」という役割分担をしておくことです。人間ですものあなたが得意な事を彼も得意という事はなかなかないはずです。そして、その役割分担を長い結婚生活全てに範囲を広げて考えみることをおすすめします。結婚式の準備に関して言えばあなたが得意な事が多く、彼の出番は少ないかも知れません。しかしそんな彼が新居の引っ越しについては大活躍してくれる可能性だってあるわけです。
人生最後の日「ああ結局私の彼は何の役にも立ってくれなかったな。」なんて事あり得るでしょうか?あなたの愛する彼は本当にそんな人なのかしら?
もし仮にそうだったとしてもその頃のあなたはそれを笑って許せる人になってると思いませんか?
そんなあなたにしてくれたのは間違いなく彼でしょうね。
良い事か悪い事かは別にして…笑
まとめ
「ケンカするほど仲がいい。」
「雨降って地固まる。」
そして「夫婦喧嘩は犬も喰わない。」と言います。
ああ、つまり、夫婦というのは他人から見たらどーでもいい問題でケンカと仲直りを繰り返し、そのつながりをより強いものにしていくと昔から決まっていたのです。衝撃の事実!!
それならば楽しんだ方がよくないですか?
ケンカになったら「望むところだ」と全力で挑み、
その後の仲直りの儀式を心ゆくまで楽しみ、
さらに強固になった夫婦の絆を二人でご満悦してればいいのです。
まもなく戦いのゴングがなります。
さあ、コーナーから飛び出して、とことん戦ってこーい!
…いや、本当に拳握るのやめて…💦