こんにちは!!
昨今は新型コロナウィルスの影響もあり、従来の結婚式・披露宴を実施しづらい世の中になってしまいました。
国内の感染者数は段々と減ってはいるものの諸外国では増加傾向にあり、まだまだ予断を許しません。そんな中、不特定多数の人が一か所に集まって食事や歓談をする披露宴はリスクを感じる人が多く開催に二の足を踏むカップルが増えています。
少人数でのパーティーや二人だけで写真を撮るというスタイルが多くなって来ているのもうなずけますよね。
一方では、各種イベントや大会が人数制限なしの有観客で行われ、飲食店が通常営業に戻りつつあるなど、パンデミック前の生活が戻って来ているような気もします。
これからご結婚を考えている皆さんはどうされますか?
ぷちばけもウェディングを世の中に広める一端を担っているという自負があるので、出来れば十分な感染対策を施したうえで、より大勢の新郎新婦が挙式・披露宴を行ってほしいなあと思っております。
また、世の中はそんな状況もあり、結婚式以前に、「結婚」を躊躇するカップルも増えています。
人は何故結婚するのか?
いきなり、哲学的なタイトルですが、人は何故結婚をするのか?
真面目に考えると、何でー?と思いますよね。
愛する人と少しでも長く一緒にいたい?
でも、その「愛してる!」感は時間が経てば変化していってしまうことを私たちは知っています。
「いつも一緒にいたい!」が「もー、顔も見たくない。触りたくもない!」に変わってしまうことだってよくあること。新婚のままのラブラブな夫婦がいかに少ないことか。
「私たちだけはそうはならない。一生ラブラブです!」と言い切れる人は少ないはず。
なのになぜ結婚するの?
オッズは10対1くらい?いや、100対1くらいの負け確定ギャンブル。普段はそんな賭けなんてしない二人なのに、なぜ結婚となると「いける!」と思ってしまうの?
愛は盲目だから?
それともそもそも愛情なんて期待してなくて全て計算だから?
色々な考えがあることでしょう。
生物学的な観点からみると結婚という行為は生き物としての本能が大きく関わっているようです。人間には他の動物同様「種の保存」という本能が備わっています。つまり子供を産み、育て、種を絶やさないという本能です。
その本能は「どうせ、ラブラブな期間なんてそうは長く続くまい。」とか「この人、ちょっと違うかも知れない。」などの理性で考えることを時々凌駕してしまいます。
3日間、飲まず食わずの人が、目の前にある明らかに飲んだらやばそうな水を飲んでしまうのと一緒です。(いや、一緒ではないか…。)
ってことはずーっと独身だった場合、本能的には「結婚に渇いている」状態になっており、目の前にやばそうな水(イケてない相手)があったら飲んでしまうってこと???
「いや、さすがにそれはない。」と100%確信をもって反論出来る人いなくないですか?
まわりを見渡せば思い当たるふしがあるのでは?
生き物としての本能が結婚を求めているなら「結婚してもいいんだろうか?」って悩むの馬鹿々々しくもなりませんか?だって本能なんだもの。
「私もうすぐ飢えて死んじゃうけど。食べ物を食べていいのだろうか?」って悩む人いないですよね?
結婚が本能の示す行動だとしたら「幸せになれるだろうか?」「この人でいいんだろうか?」などと悩んでも詮無いことに思えませんか?
「えーい!結婚してしまえ!後は野となれ山となれだ!」
結婚したい相手と出来ない人だっています
世界には79億人の人が生きています。
そのうち先進国と言われる国である一定の基準に達した生活を営む人口は約12億人と言われています。つまり世界中では6人中5人が「発展途上」の生活を営んでいるということになります。その生活水準を平均化することは難しいそうですが、私たち日本人が時代劇などで見ることが出来る江戸時代の庶民の生活水準ですら高い水準なのだそうです。
明日どうやって過ごすかを夢見ることなく、今をどう生き延びるか?という生活をしている人達が世界中には沢山いるということです。
そんな中で年頃になった男女が希望通りの相手と結婚をすることなど出来るのでしょうか? 望む相手と望む結婚をすることなんて夢のまた夢。仮に望む相手と結婚できたとして、子供を授かっても自分が生きていくだけで精一杯であれば、もろ手を挙げて喜べない状況の可能性もあります。
私たち日本人は、お互いに希望すればそれほどの障害がなく結婚出来るという恵まれた環境と子育てをするために十分な環境が整っています。
また、多くの先進国は離婚に関して寛容です。世界の先進国の8割以上が何らの信仰を持っているというのに。
無宗教国である日本は、宗教的に「離婚=良くないこと」という観念を持っていないのですからさらに寛容なはず。
(スペインやポルトガルなどのカトリック大国の離婚率が高いという矛盾はありますが。)
ならば、
「失敗をおそれずに、結婚したいと思った相手としてしまえ!」
と考えてもいいのでは?
えいや!結婚しちゃえ!
さてさて、簡単に結婚することが出来るといいつつも、一人の人にとっては一生に一度(?)の大決心です。
「しちゃえば?」と無責任に他人が言えることでもありません。
だ・が・し・か・し!
「この人でいいのか?」と悩む前に、「あたしに次があるのか?」という視点で考えてみてはいかがでしょうか。
あなたがどれだけ美しくて、どれだけ価値がある女性なのかは分かりませんが、あなたは引く手あまたの「売り物件」なのか?(すっごい失礼!)と考えたことがありますか?
今、目の前にいる彼は、確かにあなたの希望の7掛け(これも失礼!)かも知れない。でも、次にあなたが引けるカードがそれ以上のカードだろうか?いや、そもそも次にカードを引く順番が回ってくるのか?
あなたは「相手を選ぶ」のをやめて、「あなたが相手にとって相応しいかどうかを冷静に検討する」べきです。
あなたが相手に相応しい人になろうとすればするほど、相手もあなたにとって相応しい人になってくれるという考え方になってくれるはずです。
ならば7掛けくらいのパートナーがちょうどいい、いや、むしろ出来すぎです。
なので、敢えていいましょう。
「あなたのパートナー、あなたには勿体ない相手よ!」
結婚して良かったこと
さてさて、本題ですね。
結婚しちゃえーとか、失敗してもオッケーとか言いましたが、世の中にはちゃーんと添い遂げる夫婦は沢山います。むしろまだまだそちらの方が普通です。
結婚ウン十年になるとお相手の愚痴ばかり言ってそうな感じもありますが、そんなことはありません。ちゃんと「ああ、結婚してよかったな!」と思える瞬間が人生にはたくさんたくさんあるのです。
現実的なお話からすると、何と言っても老後です。
子供が独立して、仕事も退職し、さあ後は孫に会うのを楽しみにしながら毎日を過ごしましょうとなるわけです。自分達の息子娘を育てる責任から解放されたところでの孫登場!
もう、その可愛さったら目に入れてもまじで痛くない!
個人的なおススメは毎年お洒落して写真館で孫と一緒に写真撮ることです。
お洒落したついでに高級なレストランに連れて行ってあげて!
たぶん、孫が小学校の高学年になった頃には来てくれなくなっちゃうけど。
(これ我が家の実話です。でも、写真館で撮った家族写真は今でも宝物です。)
結婚しなければ孫はおろか子供もいないわけですから。
そして、年を重ねれば体の自由もきかなくなります。ちょっと体調を崩して不安を感じた時に誰かがそばにいる心強さったらありません。
もうこれだけでも結婚する価値、無茶苦茶あります!
お互いに「愛」ではなく「情」しか残ってないかもしれないけど、それは単なる「情(なさけ)」ではなく、苦楽を共にした同士にしか分からない「絆」になっているはず。
「おじいしゃんとおばあちゃんになっても、手を繋いで…。」という夫婦になってるかどうかは分かりませんけどねっ。
そして、やはり経済力という意味でも一人より二人の方が心強いですよね。昔みたいに女性のほとんどが専業主婦だったら、旦那さんは一人で二人分の生活を賄うことになるけど、現代は母になろうが祖母になろうが女性が働く手段はいくらでもあります。子育てをしながら立派に働いているお母さんがどれだけ世の中にいることか。
また、昨今は男性が積極的に育児に参加をすることが良いことであるという時代です。何なら奥さんの方が稼いでいるので旦那さんがメインで家事や子育てを引き受ける夫婦だっているわけですから。
どちらかの仕事がうまくいっていない時でも、どちらかが頑張って助け合える。
本当に良い時代です。
これが昭和の世の中だったら「お父さんがリストラにあった。」となれば、急に生活レベルが落ち込んだりすることが沢山あったのです。
裕福な家庭の同級生が急に「家庭の事情で」と転校してしまうケースが本当にあったんですよ。
もっと楽しい新婚時代だって、「結婚してよかった!」と思えることは沢山あることでしょう。
仕事に疲れて帰宅した時に家に灯りがついている安心感。
愚痴をこぼせる相手がいる楽しさ。
来週末、どこに行く?という超短期な未来から、将来はこんな家に住みたいねという中長期の未来まで一緒に語れる相手がいるという嬉しさ。
本当に良いことばかりです。
書いてるだけで幸せになっちゃいますね!!
良いことばかりに影をおとすコミュニケーションの低下
そんな幸せオーラ出まくりの新婚時代、そして絶対に良い事が待っている老後。
なのになぜ?離れ離れになってしまう夫婦がいるのかしら?
そう、それが不安だから「えい、結婚しちゃえ!」ってなれないのよね。
まあ、バツが一回や二回ついたところで何か?と割り切れる人ばかりではないし、そもそも離婚前提だと「戦う前から負けることなんて考えるやつがいるか!」って怒られちゃいそうだし。
離婚の理由の一番は「性格の不一致」だそうです。
字だけ読めば、そりゃ他人なんだから性格が一致したらコワいわっ!って突っ込みたくなりますが、そうではなく、まあひとことで言えば「合わない」ってことなんでしょうね。
そもそも論ですけど「合う」人なんていないっていう前提が抜けてます。
そんな夫婦います?いや、夫婦だけに限らず友人でも兄弟でも上司でも世の中は「合わない人」だらけだと思いませんか?
「いやいや、私のまわりには私と合う人しかいないですよ。」っていう人がいたら、皆があなたに合わせてるのに気づかない裸の王様、独裁者や教祖様です。結構やばい人です。
夫婦が抱える離婚問題の大きな原因はやはり「100点からスタート」ってことにつきるような気がします。新婚時代は本当に「盲目」状態。相手が何やらかしてもどんな欠点を持ってんても愛おしいわけですから100点スタート。でも段々慣れて来るんですよね人間って。
で気が付けば減点ばかりし合って0点になり、マイナスになり…。
「あんなに美しくて優しいお嫁さんなのに、浮気する?」って、よくあることです。
あれほど愛おしくて、誰にも触らせたくない!なんて思ってた相手と10年も一緒にいれば、「お願いだから触らないで!」とかになっちゃう。
これは自然の摂理です。大好物だったとしても毎日ステーキ食べてたら飽きるでしょ?
そうはいっても毎晩食卓に出て来るそのステーキ。ではどうすればいいのか?
「味変」と「究極まで噛む」ってことです。
デミグラスソースばかりかけていた人は、たまには岩塩で食べてみる。
だんなさんに例えるなら、たまには一緒にスポーツでもして旦那さんの違う一面を発見するってことです。スポーツに興味のない旦那さんなら一緒に本屋さんに行ってみるとか、急に二人で陶芸教室に体験入学してみるとか。まさに味変!(なんかすごい失礼な言い方ですね、すみません。)
そして、時には掘り下げまくったコミュニケーションをとってみることです。「あなたという人について」なんて重たいテーマではなく、「UFOって本当にいるの?」というくっだらない議論をふっかけてみてください。UFOに興味がなかったら「恐竜は何故滅んだのか?」「阪神タイガースは何故優勝できないのか?」でもいいのです。(注意!本物の虎キチにはこのテーマはとんでもないケンカの原因になります。)
「ああ、この人ってこんな事に興味あるんだ。」とか「こういう考え方するのね。」とか気付くことが出来るかも知れません。そして、知れば知るほど、噛めば噛むほど深い味わいがある人なのかも知れませんよ!
そんな事が出来るのも夫婦の良い所なはず。
毎日そんなことしてたら寝不足になっちゃうのでほどほどにね!
ああ、ちなみに二人とは全く関係ない話の方がいいみたい。
「子供が出来たら何を習わせたい?」とか「引っ越すとしたらどこがいい?」とかわりと現実的な話すると何か嫌な空気になる時があるのでおススメはしません。(実体験なので根拠はありません!)
それでもまだ、結婚しない?
さあさあ、ちょっと嫌なことがあるかも知れないけど、結婚した方がいいって分かったでしょ?え?相手がいない?そんな人はこれを読みなさーい。
結婚はつらいことや悲しいことを半分に出来て、楽しいことや嬉しいことを二倍に出来るというとんでもチートで素敵な儀式です。
でもって、うまくやっていけば楽しいことや嬉しいことばかりが続きます。
そして、うまくやるのも決して難しいことじゃない。
まあ、最悪うまくいかなくても今の時代なら二三回は試せるし…。
結婚をゴールにしちゃだめです。
結婚した二人は本当にスタートラインに立ったばかり、そこからが本番です。
その幸せなで嬉しくて楽しい時間は相手からもたらされるものではなく、あなたの努力が必要です。
相手を幸せにしようなんて上から目線の努力ではなく、常にあなたが幸せでいようという努力です。あなたがそう努力していれば、おのずとパートナーも幸せでいようと努力してくれるのです。
なんかスピリチュアルや自己啓発な匂いがただよってきてしまった…。
でも、本当です!
結婚は幸せで、嬉しくて、楽しいんです!
と、バツイチの私は語るのでした…。