ぷちばけでは、様々な形でウェディングドレスについての記事をアップしてきましたが、今回はサイズや体形について割りと真面目にアドバイスをさせて頂きたいと思います。
一体どうすれば自分にとって最高のドレスに出会えるのか?
世の中には何を着ても似合ってしまうという女性もいますが、反面何を着ても似合わないという女性もいます。
ですが、大抵の場合、本人がそう思ってしまっているという事が多いようです。
裏を返せば「何を着ても大抵は似合う。」ってこと。
たかがドレス、されどドレス。
ウェディングドレスを着たかった
ひと昔前、幼稚園や小学生の女児に「将来何になりたい?」という質問をすると「素敵なお嫁さんになりたい」と答え、まるでディズニー映画のプリンセスのようなドレスを着た自分の姿を想像して絵に描く子が大勢いたものです。当時の女の子にとって「ディズニー映画で見たシンデレラのようなドレスを着たお嫁さんになるの!」という夢は男の子が「プロ野球選手」や「サッカー選手」を夢見るのと同じくらいの事だったのです。
時代は流れ、昨今の女児たちはあまりそういった答えをしなくなったようです。
2021年小学生がなりたい職業ランキング女子の部の1位は「漫画家・イラストレーター・アニメーター」で、2位が「芸能人」、3位が「ユーチューバー」だそうです。
ちなみに男子は一位が「ゲームクリエーター」、2位に「ユーチューバー」、3位に「サッカー選手」だそうです。何だか時代を感じますねえ。
何故、将来の夢は?という質問の答えから「お嫁さん」が消えてしまったのか?
昭和の終わりや平成生まれである彼女達の両親世代が結婚式を挙げなくなったというのも大きな要因です。
結婚式を挙げた夫婦は、その写真を家に飾っておく傾向があります。子供はその両親の写真を見て育ち、自然と大人になったらウェディングドレスを着て結婚式を挙げるのだと刷り込まれるのです。残念ながらその幸せいっぱいのお父さんとお母さんの写真はいつしかそのスペースを子供の入学式や卒業式の写真にゆずって、ひっそりと押し入れにしまわれてしまいますが(笑)
さて、あなたの家はどうですか?
花嫁姿を夢見ないという子供の両親は結婚式を挙げなかったという人が多いのかも知れませんね。
ウェディングドレスのサイズがない
世の中の女性は体形を維持するために日々大変涙ぐましい努力をしております。
誰から見ても「普通」なのに、本人はやれ足が太い、やれ二の腕が太いなどを気にして毎日運動をしたり食事制限をしたり。その努力は週末の飲み会や食事会で見事にご破算となる事が多く、結果「飲むだけで」とか「着るだけで」とか「一日たったの5分」とかいう宣伝文句に踊らされ、今度こそはと「買っては後悔し」を繰り返します。
私は声を大にして言いたい!
不治の病に関する研究が日進月歩な現代なのに、どうして「女性が納得いく体形を維持するための研究」にはこれだ!というものが発明されないのか?
どうしていつも一定のうさん臭さと共に新しい商品が生まれるのか?!
何度女性の財布を削れば気が済むのか!!
…こほん。すみません、ついついダイエット業界に対する私怨が表に出てしまいました。
最も効果的な方法は「太りにくい体質を作る」という事にはうすうす気づいているのですが、なかなか出来ない自分を棚にあげて、ついつい色々な商品に責任をおしつけたりしております。
さて、あなたが私のように「ダイエット落伍者」あるいは「ダイエット商品難民」でないなら下記を守ってみて下さい。
太らない体質の大原則は「代謝を良くする。」ということです。
プラスアルファで良くするのではなく、本来身体が持っている機能を正常にしておくということが大切です。
規則正しい生活リズムを作る
身体の機能を正常にするために最も効果的な方法は十分な睡眠をとることです。睡眠中あなたの身体はあなたが知らないだけで大忙しで働いています。体に害のある細胞を駆逐し、不要となった古い細胞を老廃物として排泄器官に溜め込み、再生可能な細胞を一生懸命再生しようとしています。
昨今3時間寝れば大丈夫というようなショートスリーパーなる言葉が流行っています。その医学的根拠はさておき、間違いなく言えることは人間の細胞は3時間では再生しないという事です。時間の捻出は現代社会人のマストスキル、それが容易に叶いそうな睡眠の時短ですが注意が必要です。
暴飲暴食をしない
気の置けない仲間との外食は時間を忘れ日々のストレスを多いに発散してくれることでしょう。しかし、アルコールの摂取や食べ過ぎは睡眠によって機能を正常化するという働きを鈍くさせてしまうのです。
あなたの身体をどこかの工場のラインと思ってください。その工場は朝の9時~17時の8hで商品Aを100個作り上げるのが毎日のルーチンワークです。
さて、あなたがアルコールを飲んだり食べ過ぎたりした夜、あなたの身体という工場の朝礼では工場長が「おーい、今日はいつもとは違う商品Bを作ってくれ。あ、でもいつも通りの商品Aも100個作るように!」と宣言中です。
工員たちはパニックに陥り、あるものはいつも通りの商品Aを作ることに没頭し、あるものは商品Bにおおわらわ。中にはあきらめて仕事を放棄している者もいます。
あなたの身体という工場が生産できるキャパは商品A一日100個なのです。
それ以上の量や違う商品を生産しようとすると上手に機能出来ないのです。
身体を冷やさない
人の細胞が最も活発になる体温は36.5度と言われております。つまり常にこの体温にしておけば身体はベストパフォーマンスをしてくれるというわけです。しかし体温はコントロールが出来ません。
あなたが気を付けるのは身体を冷やさないことです。冷房の効かせすぎや冷たい飲み物を一気に飲むなどの行為はあまりおススメできません。
寝る前には白湯を一杯ゆっくり飲んで中から温めつつ、つま先などを冷やさないようにしてベッドに入って体温をなるべくキープしましょうね。
適度な運動をする
大量の汗をかいて一生懸命ダイエット。ハードな運動をすると筋肉量が増えて代謝はあがりますが、その分水分補給が不可欠です。そして水分を補給する際に体を冷やしてしまい元の木阿弥、本末転倒ということになりかねませんので運動によるダイエットは適切な指導を受けながら行うことをお勧めします。
おススメは軽いストレッチ。人間の70%は水分です。イメージとしては身体を流れる水分が付け根と言われる部位(首・肩・腰・股関節・肘・膝・手首・足首)などで滞らないように程度です。
正しい姿勢でいること
地球で生きている以上、人間は必ず重力の影響をうけております。
この重力は地表に対して常に垂直方向に働きます。重力の影響を最小限に抑えるにはあなたも地表に対して垂直でいる必要があります。
分かりにくいですか?
例えば、PCを操作する時、背中は内側に丸まっていきます。すると頭部も合わせて前に出ていきます。体に対して頭部が垂直に乗っかっているなら重力は頭部にも体にも等しくかかかりますが、そうでない場合首や肩などの部位が頭部にかかる重力を支える必要があります。つまり肩こりということになります。
体のどこかに凝った状態の部位があればそこの流れは悪くなり、体の機能は落ちてしまいます。
「良く寝る」「腹八分目で飲みすぎない」「体を冷やさない」「適度な運動」「背筋をピンとのばす」。
やばっ。簡単すぎませんか?
マーメイドドレスを着て後悔?
ボディラインに沿ったシルエット、そして裾が人魚のように広がる形を「マーメイドラインのドレス」と言います。その女性らしいシルエットは、これから女性が一人の大人なっていく結婚式に相応しい人気のドレスの一つです。
しかし、最大の特徴であるボディラインに沿ったシルエットがハードルを上げお嫁さん達が尻込みをしてしまう理由にもなっています。
皆さんは自分の全身を後ろから見る機会ってありますか?
毎朝メイクで見る顔はほとんどが正面から。コーディネートをチェックしようと姿見に映る自分もまた正面。
また、鏡に自分を映す前、老若男女問わず人は少し緊張した面持ちになるものです。これは体形も同じで、鏡に映る前に姿勢を正したりします。
同様のことがマーメイドラインのドレスに限らずですが試着する時も起き得るのです。
正面の姿を鏡に映し「おぅ。まずまずイケてるじゃん。」となれば、あとで後ろ姿の写真を見て「微妙」でも、「いける」となってしまう場合が多いのです。
マーメイドラインのドレスは先ほども申し上げた通りボディラインを強調します。ブーケなどが視線を遮ってくれる前面より、背面は視線に対して無防備で驚くほどはっきりあなたのボディラインを喧伝してくれます。
「いまさらお尻をどうしろと?」というあなたは補正効果のあるインナーをお勧めします。
まだ、結婚式まで時間がある方は前述した規則正しい生活の中にヒップアップの運動を取り入れてみてはいかがでしょうか?1年くらい続ければ何とかなるかも知れません。
私たち日本人の体形はどうしてもお尻が四角くなりがちで、プリンと上を向いてはくれません。こればっかりはご先祖様から受け継いだものですので仕方はありません。
ぷちばけでは散々「ドレスは体形で選ぶものではない!」と言い続けておりますが、このマーメイドラインのドレスに限っては言い切れない部分も…。
また、マーメイドラインに限らず、ウェディングドレスはその後ろ姿に特徴を持つドレスが沢山あります。後ろ姿をしっかりとチェックすることが大事です。
そこでおススメなのは動画を撮るってことです。
試着をしている様子を、スマホでずーっと撮影してもらってみてはいかがでしょうか?
「はい撮るよー!」と言われてから撮る写真ではなく、試着している様子、椅子に座る様子、「後ろ向いてー。」と言われて振り返る様子など。実際に動いている自分を後から見ると実に様々な角度からそのドレスを検証することが出来るのです。
昨今はドレス選びや打合せの様子を録画しておくカップルも少なくありません。
結婚式当日撮影した動画と合わせて編集するのも楽しいものです。
いまの時代のお嫁さんは割りと動画で撮影されることに慣れているので抵抗ない人も多いのでは?
まとめ
さて、冒頭でも申し上げましたが大抵のウェディングドレスはあなたに「似合います」。
もし、あなたがあなたのウェディングドレスが似合わないのでは?と思っているのならその多くは普段と違う恰好からくる「違和感」と言っていいでしょう。
ですから今日紹介した日々の努力を眉間にしわを寄せ修行僧のようにする必要はありません。あくまでもお気楽に、まあちょっとくらい結婚式の前にやっとくか程度で構いません。
その昔、多くの女の子が夢見た通り、ウェディングドレスは着れば誰でも映画の中のプリンセスになれる魔法の服です。
そして、その魔法の服は本体だけではなく、小物と言われるヘッドアクセやイヤリング、ネックレス、グローブ、ベール、パンプスなどで、いかようにも自由自在に変化し、さらにあなたに似合うものになっていきます。
さらに、あなた自身が持つ魅力をいっぱいに引き出したヘアスタイル、メイク、そして美しい姿勢、立ち振る舞いなどが加わってその魔法の輝きを増していきます。
「私には似合わないんじゃないか?」
「こんなドレスを着ていいんだろうか?」
などという、
今さら感たっぷりな遠慮や一円の価値もない無駄な怖れは不要です。(言い方!!)
ウェディングドレスは、これからはじまる輝かしくて幸せな未来への冒険の第一歩としてワクワクしながら着るものです。
その期待でワクワクしながらドレスを着るあなたの笑顔が魔法をさらに強固なものにすることでしょう。
個人的な感想ですが、女の子がはじめてウェディングドレスに袖を通す瞬間に立ち会えることがウェディングプランナーとして最高の喜びの一つです。
まるでシンデレラに出て来る魔法使いになった気分で試着室のカーテンが開く前に心の中で呪文を唱えています。
「サラガドゥーラ・メチカブーラ・ビビディバビディブー!」
…え、イタい?私も少しそう思いました…。