きゃー、刺激的なタイトルですっ!!
ただただ幸せで嬉しくて楽しくて感動する話、今ちょっと病んでる人は閲覧禁止のブログ!!の第五弾!!
他のブログとの順番を無視してスタートですっ!
皆さんに質問です。結婚式のクライマックスはどこですか?
うんうん、お手紙朗読ね。ってそれは披露宴のクライマックスです!!
お手紙のお話しはコチラから☟☟☟
私が言っているのは挙式披露宴の挙式の方ですー。
お父様との入場シーンや誓いの言葉、指輪の交換やフラワーシャワーに見送られる退場もいい、けどキスシーンが一番いい!
そう、このウェディングキスこそ私的ウェディングクライマックスランキング1位のシーンなのです。
ところが、この重要性を皆さま分かっておりませぬ!
今日は皆さまに素敵なウェでイングキスにする為のコツをお教えしながら、その重要性を感じて頂きたいと思います。
その前に
今まさに永遠の愛を誓い合い、その約束の証である指輪も交換した二人、後は誓いの口づけを残すのみとなりました。そんな二人の邪魔を最後までするヤツがいます。
花嫁の顔にペタリと貼りつき(言い方!)、何なら花嫁の顔の一部ですけど何か?みたいな顔をしているアイツ、そうウェディングベール!
すみません、決してベールに恨みとかがあるわけではないです。何なら好きです。
ベールのお話はコチラから☟☟☟
ステキな伝説をもつベールですが、ウェディングのクライマックスであるキスをする二人にとっては難敵です。
男性諸君に聞きたい。今までの人生で女性のベールをあげてからキスしたことありますか?
女性諸君に聞きたい。今までの人生でベールをつけて男性にキスを迫ったことありますか?
「あ、私よくベールつけてるんで大丈夫です。」という女性がいたとしたら問題ないのですが、大抵の女性は「は?ベール?つけたこともありませんわ。」となります。
また、「ベール?だたの布やんけ。パッあげて、ちゃっとちゅーすればいいんやろがい!」(何弁?)という男性も多いかと思いますが、お・も・い・ま・す・が!
侮ることなかれ、今まで何万、いや何十万という新郎がその薄さからは想像もできないほど分厚いベールの壁に阻まれ、「素敵なウェディングキスをする。」という戦いに敗れたことか…。(ベールとか壁とか何だかよくわからなくなってきた。)
そうなんです。このベールアップを美しくやろうとするととても難しいのです。
というわけで今からベールアップのコツを伝授しますので心してみるように!!
美しいベールアップのコツ 新郎目線
・まずは、踏み込みが大事!
まるで何かのスポーツのレクチャーのようになっていますが、ベールアップにおいて大事なのはこの踏み込み!
二人が普段キスをする時の距離を思い出してください。もちろん二人きりで超ラブラブな時ではありません。例えば誰も見てないことをいいことに、こっそり家の前で「おやすみ」のキスをするとき。体と体が触れ合うくらい近づいていませんか?
もし、あなたにストーカーがいたとして、その二人をやや遠目から見ていたとしたら「う、悔しいが絵になっておる。」と唇を嚙んでいるはず。(本当にいる人は警察へGO!)
そう、この踏み込みによって二人の距離を近づけるのです!
しかしながらいざウェディングキスの場面になると、意外と近づけないことに気付くはず。お嫁さんの回りはドレスの裾がバリケードのように他者の侵入を妨げています。そこであなたに必要なのが「飛び込む勇気」(大袈裟!)とすり足です。
剣道の達人よろしく、右でも左でもいいので「スっ」とお嫁さんのすその下につま先を潜らせ、その勢いを借りて体も一気に彼女に近づくのです。勢いつけすぎて跳ね飛ばさないように!
「お嬢さん、ダンスでもいかがですか?」と言わんばかりのイメージです。ここで本当に腰が密着するまで距離をつめてしまうと後々困るので、それくらいの勇気をもって一歩踏み出すというイメージです。
・いよいよベールをつかまえる!
いい感じの距離までつめたら、あなたの目の前にはベールの壁。
そもそも、そのベールどうやって上げたらいいの?
ポイントはお嫁さんの肩幅よりちょっと狭いくらいの幅で両手の親指と人差し指でベールを挟みます。手の平がお嫁さんの顔にむいているように。中指・薬指・小指は人差し指と同じような角度で添えてある感じです。この指たちが開いていると、なんかばっちいものをつまんでいるみたいになるので注意です。
(文章で伝えるのは中々難しいですねー。)
手の形や大きさによりますが、より美しく持つなら人差し指と中指の第一関節の内側に親指の先があたり、そのポイントでベールを挟む感じです。
・ベールアップ万歳っ!
さあ、ベールとの対決もクライマックスです。スタンバイされた両手を一気に上へ!
気持ち的には「ばんざーい!」です。心の中で「いよいよ俺、結婚しまーす!せーの、ばんざーい!」って叫んでください。だだし、本当に万歳のテンションで両手を挙げてしまうとお嫁さんの頭を引っ張った挙句、ベールアップではなくベールアウト(ベールをはずすこと)になってしまうので注意です。あくまでも心密かに「ばんざーい。」です。
・あげっぱなしはだめです!
ためしに万歳したその手からベールを離してみてください。ベールはハラりと落ち、元の位置へ戻り再びお嫁さんの顔を隠してしまいます。挙式会場は大爆笑に包まれることでしょう。
ですのでベールをあげたらお嫁さんの後側にベールを降ろしてあげないと困ります。ですので両手は軽くベールを持ったままの状態で降ろしていきます。
ある程度まで降ろせばベールは自然と落ちていきますが、いくら布とはいえひっくり返されれば抵抗だってします。そう、完全に落ちきらずシワを作って最後まで抵抗します。
そこでベールの裾をさっと直してあげる必要があります。ここは焦らず落ち着いてベールの裾のシワを整えてあげてください。
・いざ参る!の前に伏兵がいる!
さあ、いよいよクライマックスです。しかし、ベールの残党兵がまだ残っているのです。(しぶとい奴!)正面にいる新郎から見ればお嫁さんの顔ははっきり見えますので「やれやれ、ようやくベールアップが出来たよ。」と安心してはいけません。
お嫁さんの両サイドにはまるで「え、私たち髪の毛ですけど。」くらいの顔をしてベールがまだ居やがるのです。心のなかで「こいつめ!」と思いつつ、まるで彼女の長い黒髪をやさしく肩の向こうに流すがごとく最後のベール達をどけて、お嫁さんの素敵な肩を出してあげてください。
そして、その手でお嫁さんの両肩(二の腕)にそっと触れ、軽く自分の方に引き寄せるのです。
美しいベールアップのコツ 新婦目線
このベールアップを美しく行うのは新郎だけが頑張ればいいという訳ではありません。新郎が果敢にベールと戦っている間、貴女も別の戦いに挑みます。
さて、彼との身長差はどれくらいですか?もし、あなたと彼の身長差が5cm程度以内なら貴女の戦いは中々過酷なものになります。おそらくあなたはヒールを履いており、彼との身長差がほぼ無いに等しい状態なはずです。
あなたがウェディングキスをするためには、彼の身長は急に伸びたりしないので貴女が縮む必要があるのです。ベストな位置の目安は彼の顎があなたのおでこの高さくらいです。
その位置になるように調節するのはあなたの役目です。
さて、その際に注意点。ただ「頭を下げる」と、彼に対して「ごめんなさい。」をしているか、「どうぞこの首獲っておくんなせえ。」と言っているみたいになっちゃいます。
ですので頭は前を向いたまま縮む必要があります。頭を下げないなら今度は腰を折る?いえいえ腰を折ったら今度は「大変申し訳ございません。」になってしまいます。
つまり、ポイントは膝です!膝!
これもまた何かのスポーツの様ですが、あなたが彼の顎があなたのおでこになる高さにまで膝を折っていく必要があるのです。
頭の位置が10cm下がるように膝を折り続けるのって大変じゃないですか?しかもハイヒールを履いて。もはや、部活?いや修行です。
さて、そのやり方ですがどちらかの足を半歩下げます。(彼が踏み込んできたタイミングが美しいですね。)そしてそのまま後ろの足の膝を折っていきます。(そうすると前の足の膝も勝手に曲がります。)目指す高さまで下がったら後ろ足の膝頭を前の足の膝裏に「よっこいしょ。」と乗せる感じです。
慣れないうちは左右にグラグラしますが、ちょっとした時間で慣れるはずです。
(両足をそろえたまま膝を折っていくとまじで部活になるので、試しにやってみて。)
そして目線はというと・・・。
ただまっすぐに前を見ていたら奇妙です。それこそ修行僧です。そのまま警策(お寺とかで肩を叩くやつ)で叩かれそうです。
ですので、目線は彼のおへそあたり。横から見れば伏し目がちでいい感じ!
注意点、人間は下を向くとどうしても頭が下がる傾向にありますので意識してください。
そして、彼の手が両肩に触れたら彼にむかって膝をもどしましょう。
その際「あー、疲れた!いつまで待たせんのよ!オラっ!」って行ってしまうとそのまま彼に頭突きをしかねませんのであくまでもゆっくりと伸びて下さい。
ようやく触れる二人のく・ち・び・る💛
長い長い戦いを経ていよいよ二人の唇が重なります。さて、人間の顔の仕組みとしてお互いに真正面から近づくと必ず鼻からぶつかります。ですのでかならず右なり左なりから口づけをするはずです。
一番よいシーンで皆さんがシャッターを切っているのに写るのが新郎の後頭部になっては台無しです。ですので、新郎はゲストがいる側と反対側からキスしてくださいね。
そして、お嫁さんの方はいつものようにがっつり吸い付いてはいけませんよ。伏し目だった目は新郎にむかって伸びる際に彼の目を見つめます。そこでストップ!後は彼からキスしてもらうのを待ちましょう。もちろん、唇が触れる前に目は閉じてね。あけっぱなしだとコワいからっ。
その時に少しだけ顎をあげて下さいね。顎を引いちゃうと嫌がっていると思われちゃいますので。
何秒必要なのー!!
いつもは唇が痛くなるまでキスしているカップルもさすがに皆が見ている前でそれはできないみたい。(何回も激しいキスするカップルもたまにいらっしゃいますけど…。正直、ねえ…?)
唇と唇が触れたら「1.2.3」(「いーち、にーい、さーん。」)を数えるくらい待ちましょう。
さすがにスマホが苦手な親戚もそれくらいなら写真が撮れますしね。
ちなみにプロのカメラマンはこの一番いいシーンを逃せないので挙式リハーサルの時に撮るパターンが多いのです。
練習しましょうね。
さてさて散々申し上げましたが、やり方はカップルの体格差や身長差、ドレスやベールの形によって違いますのであくまでも参考として読んで頂ければと思います。
そして何より大切なのは二人で練習してみることです。
普段キスしている時、二人はきっと素敵なロマンス映画のようなキスシーンを思い描いていることでしょう。
しかし、ちょっと恥ずかしいけど二人でキスしているシーンをスマホで撮ってみてください。録音された自分のカラオケをはじめて聞いた時(え、私の声ってこんななんだー。ってやつです。)のように衝撃を受けるはずです。残念ながら思い描いていたキスシーンとかけ離れていることが多いのです。
ダンスやバレエなどをやっている人は良くわかると思いますが、人間はなかなか頭で描いた通りに動いていません。でも、鏡に映る姿を見ながら練習することによって視覚と感覚が繋がって上手に綺麗に踊れるになるようになるはずです。
「手が甘いっ!」
「目線!」
とか言いあって部活みたいに練習する必要はありません。自分達の姿がどう写っているのかを一度見ておくだけでも全然違いますので!
素敵に見える裏技
おっと忘れてました。キスする時の二人の手はどこにあるか?
新郎はお嫁さんの両肩に手を置いているのでそのままでも良いのですが、お嫁さんの手ってどこがいいんでしょうか?おそらくブーケは介添さんに預けているので、両手の位置はおへその下あたりに左手を上にかさねて置いてあるはずです。
しかし、どういう形であれ体の前面で手を組んでいるのは「拒絶」に見えないこともありません。
ですのでキスの瞬間、ゲスト側にある手を新郎の胸にそっと触れてて下さい。(残された手は元の位置のままでOK)その際、新郎の胸に触れた手が突っ張てたり、がっつり手のひらを当てていると、それこそ拒絶になってしまうので注意して。
さらにさらに上級者編。その胸に触れられた新婦の手を新郎がそっと上から握ってからのキス。やば、想像しただけでよだれが・・・。
すごくキザっぽいけど残った写真を見てみるとそうでもないしとても素敵です!是非チャレンジを!!
まとめ
なぜ、私たちがこのベールアップやウェディングキスにうるさいのかと言いますとウェディングセレモニーのクライマックスであるこのシーン、ゲストの皆さんが沢山写真を撮ってくれます。新郎がへっぴり腰だったり、新婦の顎が引けて嫌がっているように見えたりしたら…。なまじ残った写真が多いので悲しくなっちゃいますよね。
将来、お子様が生まれて両親の結婚式の写真を見た時、パパとママがディズニー映画の王子様とお姫様のような素敵なキスをしていたら・・・!
「パパとママー、王子様とお姫様みたいー。」と子供に言われるまで、この戦いは終わらないのだっ!!
みんな頑張れっ!!